自らの行動に「なぜ?」を問い続けることで、
国民の命を預かるという使命を再確認できた。

東京校 2019期渡辺直人さん
東京校 2017期高田皓美さん

  1. HOME
  2. 参加者の声
  3. 渡辺直人さん・高田皓美さん
渡辺直人さん 防衛省海上自衛隊 3等海佐
日本大学商学部を卒業後、海上自衛隊に入隊。幹部自衛官として主に護衛艦で勤務し、安全保障の最前線で日本の防衛に従事。2019年3月より上級の部隊指揮官及び幕僚を目指し、海上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程学生として知識・技能を学んでいる。
高田皓美さん IQVIAサービスジャパン株式会社 IES事業本部 看護師
独立行政法人国立病院機構刀根山病院、大阪医療センターにて看護師として、希少疾患、オンコロジー領域、緩和ケアを中心に従事。その後、ヘルスケア事業を担うIQVIA サービシーズジャパン株式会社へ転職し、企業看護師とクライアントである製薬会社のプロジェクトマネジメント、サービスデザイン、企画遂行を担う。新規事業開拓として事業拡大戦略プロジェクト等にも携わっている。

「人と違う自分でいい」と思えた。
無自覚だった自分の強みが浮き上がってきた

高田さん:
今年のあすか会議のパワーモーニングに、「看護師×MBA 死の存在に触れ、“生きる”を考える。死に携わる職業だから語れる今の大切さを、実践へ!」というテーマで登壇しました。これは私の大切にしてきた死生観を初めて人に伝えた場であり、この挑戦は私の中ではとても勇気のいる決断でした。
私は看護師として20代の頃から死を身近に感じ、何のために人は生きているのかを問い続けてきました。そんな私は周囲にいる人たちと比べ少し変なのかもしれないと思い、ずっと自分を抑え込んで生きてきたのです。けれど、グロービス経営大学院でさまざまな人と関わる中で、「周囲の人に対する愛情がとてつもなく大きい」「数多くの人たちの死に直接触れてきた」といった無自覚だった自分の強みが浮き上がってきました。そして、今回のパワーモーニングでの登壇を通じて、こんなにも共感してくれる人がいることを知り、もっと自分の考えを発信していこうと思えるようになりました。

自らの行動に「なぜ?」を問い続けることで、
国民の命を預かるという使命を再確認できた。

渡辺さん:
私があすか会議で得たかったものは、私の使命と考えている「日本の国民が安心・安全に暮らせる世の中の実現」を常に意識し続けるためのヒントでした。私の仕事は自衛隊なので危険が伴うのは当たり前です。もしものときには、国民の皆さまを守るために自らを犠牲にせざるお得ない瞬間もあるかと思います。そんなときに、恐らく家族のこととか、自分が残したいもの・伝えたいことなどを考えている余裕はないし、むしろ考えることで目の前のことに全力で対処できない状態になってはいけないと思っています。なので、普段から朝、家を出るときに「もうこの家に帰ってこられないかもしれない」という覚悟をもって生きています。日々の業務に追われる中でもこの覚悟を胸に刻み続けるためには、今以上にどうしたらよいかと思い、リーダーズディスカッションや各プログラムに参加しました。リーダーズディスカッションでは、「MBA×コーチングで企業に変革を起こす! 志の進化とコンサルへの転職ストーリー」というテーマを選択し、『来月の予定を書いて、その行動の理由を繰り返し自らに問いかけ、目的の深層心理を深堀していく』というワークショップを体験しました。そうした問いかけを続けていくことで、自分の行動への納得感や志の再確認ができました。また、トップリーダーの志に触れ「覚悟をしっかり決めた上で、主体的に情報を集め、意思決定していくことの重要性」を学びました。

「アフターあすか」で初めて出会った二人が、
「死生観」というキーワードで
来年のパワーモーニングの登壇を決意。

高田さん:
今回「アフターあすか」というあすか会議での学びの振り返りをする場で渡辺さんと同じテーブルになったのは奇跡的でした。元々「アフターあすか」に参加するか迷っていて、でも参加する人は何らかの思い入れがあったり、未来に向けてあすかでの学びを行動に繋げていこうとする人たちなので、私も改めて振り返ろうと思って参加しました。そして、「誰よりも命を身近に感じてきた」渡辺さんのお話を聞いて、「ぜひ一緒に来年のパワーモーニングを企画しよう」と盛り上がりました。私たちは看護と国防という一見離れた立場ですが、ずっと「死生観」について考えてきたことに共感を覚えました。

渡辺さん:
私は、「あすか会議」に参加してそこでの学びを自分のものにしたかった。また、自分が参加できなかったセッションの内容を聞いてみたいと思い、「アフターあすか」に参加しました。高田さんのパワフルで明るく、エンパワーメントして周囲の人を勇気づけていく姿に、魅了させられました。私は業務上、上司として部下に危険な仕事を指示しなければならなくて、死とか覚悟についてずっと考えてきました。高田さんは、看護師として色々な方を看取られてきた経験があり、一緒に企画することで価値のある場を提供できるのではないかと今からワクワクしています。