あすかとは情理を鍛える場、
人間的魅力を磨き高める場。
二日間だが、日常の数千日分にも
匹敵する二日間。

名古屋校 2007期(2010年卒)梶原圭三さん

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今年で記念すべき10回目を迎えるあすか会議。私は第1回から連続して参加しています。今回もよほどの事がない限り参加する予定です。なぜ貴重な土日とお金をかけてまでも参加し続けるのか?率直に言うとそれだけの、いやそれ以上の価値があるからです。具体的にあすか会議で何を得たのかについてまずは述べま す。

人的ネットワークの広がりと深まり

あすか会議は、東名阪仙福、英語MBAから参加する多くの同志とつながる場であると同時に、違った価値観を持った参加者同士が心ゆくまで熱く語り合う事で、生涯に渡って付き合っていける友が数多くできる場です。これは同期生の間だけではなく、現役生と卒業生という年次を超えた縦のつながりでも同様の事が起こりえます。私は、全国どこに行っても、海外に行っても、あすか会議で得た友に再開して語る事ができています。仲間の中にはあすか会議をきっかけに、運命的な出会いをし、共に起業したと事例もあり、ここで得る人的ネットワークには“広がり”と同時に“深まり”があります。

心の底から湧き上がってくる情熱

初日、会場に入ると、なんとも言えぬ熱気が充満しています。これは、あすかの魅力を知っている先輩参加者たちが、これから始まる刺激的な二日間を前に、高ぶる気持ちを抑えきれず、その一部が沸き上がり、元気玉のようになって会場を包んでいるのだと勝手に解釈しています(笑)。“熱量の高い人達”の中に身を置くことでしか得られない熱い経験があります。登壇者や活躍中の先輩参加者から受ける知的刺激であり、仲間からの覚悟の発表だったりします。それをシャワーのように浴びる事で、脳天唐竹割りを食らったような衝撃を覚え、自分の心に火がつきます。心の底から湧き上がってくる情熱を得るというのは、自分自身の背中を押してくれる何か(覚悟、危機感、エネルギーだったりします)を得る事だと思います。

志のタネ

私の志は、あすかに参加していなければ、おそらくできていないでしょう。志はケースメソッドを学ぶだけでは醸成は難しい。そもそも、多くの方が「自分の志って何?」という状態で入学し、学びや様々な体験を通じて志を醸成させているのではないでしょうか。志のきっかけとは自分の内面にある思い(潜在的で自分でも気がついていない)に外部から何らかの刺激を受ける事で顕在化すると思います。経営学以外の領域に触れ、自分の内面と向き合い、その思いを言語化できるようなるものです。あすか会議には数多くの志のタネが落ちています。
私の場合、ある経営者の話に心が震えたのがきっかけでした。登壇者との距離がとても近く、普段の講演では聞けないようなリアルな話も聞けるあすか会議。参加する私達が真剣なので登壇者も真剣勝負で言葉を発し、その言葉には多くの修羅場をくぐってきた経験からくる重み、人生の先人としての深みがありました。
この経営者との出会いによって、自分の心の軸ができたといっても過言ではありません。
この3つが、私があすかで得た大きな財産です。

ある経営者が「リーダーたる者、合理と情理のバランスが重要」と語りました。合理は論理的思考力や問題解決力などのコンセプチュアルスキルを身につける事で高められますが、情理は人の心がわかる、人を動かす上で必要な人間的魅力を高める事が必要です。私があすかから得たものを改めて眺めてみると、あすかとは情理を鍛える場、つまり、人間的魅力を磨き、高める場という事が言えるのではないでしょうか。

あすか会議は二日間ですが、日常の数千日分にも匹敵する二日間です。
しかしながら、どのような姿勢で臨むかによって、得るもの、感じるものはケタ外れに差がでます。ポイントは“何かを与えてもらおうと思って参加しても何も得られない。自分から主体的に掴みにいく姿勢が重要”です。
「土日つぶして、高い(?)お金払って参加するのだから、グロービスが何を提供してくれるはず。あすか委員が何をやってくれるのだろう。」という意識では何も得られません。
志のタネは数多く落ちていますが、受け身の姿勢で臨むと、志のタネを拾う事さえできません。
ビジネスの現場において、常に当事者意識で語る事、最大のパフォーマンスを発揮するにはどうすべきかを考える事が求められます。あすか会議に参加するのも同じ事です。主体的に掴みにいくという姿勢が求められます。具体的な目的、目標を定めることが非常に重要です。(できれば3つ、最低でも必ず1つ)。目的、目標を定める上では事前にインプットが必要で、あすか委員が主催する事前勉強会への参加をお勧めします。登壇者情報が公開されたら、る登壇者の略歴を調べたり、過去のインタビュー記事(globis.jp)を読む事もお勧めです。過去に参加経験のある人は、参加当時のメモを読み返してくるのも良いでしょう。

最後に、あすかに参加した経験はあるものの、しばらくあすかに参加していないという方に向けて伝えたい事があります。
「あすか会議も進化している」という事です。今年で10回目を迎えますが、変遷の中でずいぶん変わりました。
会場が大きくなった事でコンテンツが増え、登壇者も様々な分野から多岐に渡っています。学生企画委員主催のコンテンツが増え、卒業生と現役生が語り合える場が増えています。

一方で異様な熱気は全く変わりません。いや今まで以上かもしれません。

前回参加した時点とは別物のあすか会議が、そこにはあるかもしれません。人間は弱い生き物です。常に自分でモチベーションを上げ続けるのは至難の業です。外部からの刺激が必要なのは言うまでもありません。進化したあすかを久しぶりに体感してみませんか。
もちろん、具体的な目的と目標を設定し、自ら主体的に掴みに行く姿勢で!

あすか会議は参加してみないとその価値はわからないというのが正直な気持ちです。
逆に参加すれば、その価値が必ずわかる。という事です。
百聞は一見にしかずという言葉がありますが、百回聞くよりも、一回体感してください! だまされたと思って(笑)あすか会議で会いましょう。