あすか会議は、
人生を切り拓き続ける
一連のプロセス。
多くの仲間であり、
その出逢いが
明日の世界を動かす
リーダーとしての自覚を醸成する。

東京校 2010期(2013年卒)佐田浩太郎さん

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私とあすか会議

私の人生を支える大切な原体験の一つを告白すると、19歳の時に起きた瀕死の交通事故です。そこから死生観が初めて芽生え、今という時間や物事の意味付けが全く異なるものになりました。そして実は、ビジネス社会、グロービス(特にあすか会議での体験)を通じて、より強固な核となって今があります。

あすか会議との縁は、一つの学事行事であることを超え、今では入学時に想像しなかったほど結びつきが深くなりました。2010年に入学して、1年時には在校生として、2年時には学生企画委員長として、卒業した今も継続して参加しておりますが、多くの経験と肌感覚、築いた人的ネットワークが、今のビジネスや人生、そして様々なジャンルの活動の中で、自身の血となり肉となっているのを感じます。

あすか会議とはどのような場なのか、どのように活用していくべきなのか。ここでは自身の経験をもとに考えていることを、書き記します。初めて参加される方、そして久しぶりに参加される方の何かしらの参考になれば幸いです。

あすか会議とはいったい何か?

「ダボス会議の日本版を創る!」という堀学長の想いから“あすか会議”の歴史が始まったことは、今や周知のことだと思いますが (http://blog.globis.co.jp/hori/2005/03/aska-5ddc.html)、あすか会議というのは、グロービス経営大学院の教育理念である、能力開発、ネットワーク、志を培う場を継続的に提供することを目的として、グロービスのMBAプログラムの在校生や卒業生、講師、政治家、経営者、学者、メディアなどを招待して開催する1泊2日のビジネスカンファレンスです。

とここまでは、通常のあすか会議の定義。間違っていませんが、少し待ってくだい。この2日間は確かに、著名な登壇者の方々や活躍している卒業生達とのセッションが数多くあり、参加する皆さんにとって、強烈な「知」のインプットの場がたくさん仕掛けられている素晴らしい場です。正直、刺激されまくる2日間です。私自身も、2010年の初参加時、フィナーレを迎えるセッションで、登壇者のひとつ一つの言葉に、震えが止まらないほどの衝撃を受けたことを今でも覚えています。

しかし、そのイメージのままであすか会議に臨むと、なかなか思ったほどに、あなたの血肉にはならないかも知れない…それが私の考えです。

最高の体験にするためには
どうすべきか?

まず自分なりに定義づけることからスタートしましょう。自分にとっての定義付け、意味合いや参加目的を事前に決めることです。あなたにとってあすかとは何なのか?

私はあすか会議を、各界の偉い方々から刺激を受ける2日間の盛大な学事イベントではなく、「自らが主体的に参加し、志に対する覚悟を固め、人生を切り拓き続ける一連のプロセス」であると最初に定義しました。これは2011年度に学生委員長をさせて頂いた際に、全国の50名の委員の皆さんと決めたものです。つまり、あすかの開催前/当日2日間/アフターという3つの時間軸、点ではなくプロセスで捉えていくのです。

一番大事なことは、得たいと思う成果や自分自身の成長した姿、つまり実現している「仮の未来」を事前に決めておくことだと思います。「どんなコンテンツなのかわからない中で決めろと言っても、無理がある」。そう思うかも知れませんが、志を高く持ち、自分で未来を決定しておくことによって、自然と魔法のように、出逢う人やインプットされていく情報が、劇的に変化していくものです。そんな体験を私は日々しています。

「自分の志を実現するために何をすべきか?」「いま私に何ができるのか?」「参加後、具体的にどんなアクションを取っていくのか?」をぜひ自分自身に対して、問い続けてみてください。自分なりの目的を定めて、その後に力強く行動する意思決定を、事前に固めましょう。繰り返しになりますが、それが大切だと思います。そんなあなたに、あすかの成長プロセスは、きっと応えてくれます。

明日の世界を動かす
リーダーとしての自覚を醸成する

ところであなたにとって、リーダーとは一体どんな人物でしょうか。もしかしたら大きな組織を、そして日本社会や世界を動かしていくような著名な大物を想像するかも知れませんね。私も少ない経験ながら、多くの経営者やリーダーと仕事をして参りましたが、各人が持っている共通項として、「自分自身を動かし続けられるエネルギー」があることに気づかされます。要するに、自分を焚き付けて、行動する炎を燃やし続けられる人、こんな人は物凄く強いですよね。そんな時に役立つのが、多くの仲間であり、その出逢いが無数にあるのが、あすか会議でもあります。

グロービス経営大学院では、経営学の作法と勝ちパターンの思考回路を徹底的に学ぶと同時に、リスクを取ることを推奨されますが、いざビジネス世界で物事を動かそうと思った時に打ち当たる最大の壁があります。それが自分自身です。リーダーは一人でなれるものでもありませんから、この壁を乗り越えていくためにも、将来まで続く仲間に、ぜひ多く出逢って頂きたいと思います。共に焚き付け合ってください。

そしてそういう私も、その恩恵に預からせて頂いている人間の一人。卒業後、全く英語も喋れない状況ながら、縁あって多言語コミュニケーションというビジネス領域に入りました。現在9つの国籍の同僚たちと、夢を追いかけてスタートアップをやっているわけですが、あすか会議やグロービスで出逢った同志の多くに精神的にも支えられており、またディスカッションパートナーや、実際のビジネス関係になっている方が数多くいます。面白い企画を一緒に練ったり、実現可能で大きなビジネスプランを描いたり、私自身が人をつなぐことも沢山あります。

こいつと一緒にでかい事をやりたいな、一人ではできなくてもこいつらとだったら出来そうだ。そんな仲間に出逢ってください。きっとビジネスや人生の世界で、気持ち良く繋がること間違いなしです。そして、明日の世界を動かすリーダーになってください。

あすか会議で会いましょう!