PROGRAMあすか会議 2014
2005年に奈良県・飛鳥荘で産ぶ声をあげた「あすか会議」の10周年記念として開催された2014年。
参加者70名からスタートした「あすか会議」は10年で10倍以上の規模まで成長しました。
かつて参加者だった卒業生の皆さまが、各界で活躍されセッションに登壇されるなど、
参加者たちに沢山の刺激をあたえる時間となりました。
2005年に奈良県・飛鳥荘で産ぶ声をあげた「あすか会議」の10周年記念として開催された2014年。
参加者70名からスタートした「あすか会議」は10年で10倍以上の規模まで成長しました。
かつて参加者だった卒業生の皆さまが、各界で活躍されセッションに登壇されるなど、
参加者たちに沢山の刺激をあたえる時間となりました。
あすか会議Day1の朝イチに行われる『あすかの起爆剤』
それが『Leaders Discussion(LD)』です。
創造と変革に挑戦している卒業生、在校生が、自身の実務経験に基づくテーマでの参加者とのディスカッションを通じて、参加者が直ぐに実行可能なアクションへと繋ぎ、自分もこうなりたい!という成長意欲を駆り立てます。
グロービスのタテのつながりができることも醍醐味です!!
一国の指導者として国を経営するとは、どのような仕事だろうか。百年の計を持ち、国の進むべき方向を定め、あらゆるリーダーたちと共に、新たな時代を切り拓いていく。国土交通大臣や外務大臣をはじめとする要職を歴任し、航空行政の自由化をはじめ、改革の旗手として旧弊の打破と創造に取り組んできた前原誠司氏。先駆者たるリーダーは、何を見据え、日々どのように行動しているのか。その目に見えている世界と、次なる一手を聞く。
2013年10月、日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が運行を開始した。「30億円の額縁」、日本版オリエント急行ともいわれる贅の極みを尽くした車輛。キャンセル待ちは6000件以上、国内外の観光客を魅了してやまないこの豪華列車は、JR九州の唐池会長と工業デザイナーの水戸岡鋭治氏の出会いから生まれた。「九州を輝かせる」という思いから、人を動かし、巻込み、熱狂の渦に巻き込んだ壮大なプロジェクトは、どのように生まれたのか。巨大企業の変革をどのように断行し、誰もが見たことのない風景をつくり出した創造と変革のパートナーシップに迫る。
グロービス経営大学院では、活躍されている卒業生を称えるために、年に1回アルムナイアワードを選出し、このあすか会議で表彰しています。ベンチャー起業や新規事業の立ち上げなどの「創造部門」と、既存組織の再生といった「変革部門」の二つの部門において、成功が金銭面だけではなく社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えるかといった点を重視して選出しています。このセッションではアルムナイアワード受賞者の発表とともに、受賞者それぞれの活躍をパネルディスカッションでお伺いします。
グローバリゼーションが進み、組織や雇用形態が多様化する中で、多様性を活用し、結果を出すまで「やり抜く」リーダーシップが求められている。刻々と変わる情勢において「結果を出す」ために、どのような決断を下し、組織を動かしていくべきか。世界で活躍するリーダーたちの「結果を出すリーダーシップ」から学び、今日から行動をかえていくためのセッション。
時代の先端で活躍する起業家たちは、どのように決意し、起業への挑戦を選んだのか。
チャンスを掴み、思い切って跳んだ時、その目にどのような風景が映っていたのか。
起業への思いの形成、チャンスの捉え方、キャリアの積み方、決断--
企業勤務を経て起業した経営者たちが、起業を目指すビジネスパーソンに贈る
「チャンスをつかまえて跳ぶ」ための方法論。
企業や場所にとらわれずノマドワーカーとして働く人、クラウドソーシングで仕事を受注する人、企業に属しながら二枚目の名刺を持ち、重層的なキャリアを構築する人。クラウドの普及につれて、多様なワークスタイルが生まれている。働くことの価値観の変化は、ライフスタイルやコミュニティのあり方をも変えていく。一社で一生を過ごすという価値観が崩れていく中で、どのように組織と関わり、自分の仕事をつくっていくべきだろうか。新たなワークスタイルを提唱するパネリストたちと議論する新たなワークスタイルとこれからの社会。
新成長戦略において、農業・雇用と共に、残された課題のひとつとして掲げられた医療分野。なお多くの岩盤規制の残るこの領域は、企業とビジネスパーソンにとって、どのようなチャンスとなるのか。顧客視点の導入、資金調達、組織運営--ビジネススクールで学ぶマネジメント手法は医療改革においてどのような役割を果たすのだろうか。グロービスで学び、顧客視点に立った在宅医療を推進する舩木良真氏、ファンド経営者としてiPS細胞研究所特任教授を務める水野弘道氏、ヘルスケア領域で国内外市場に高いシェアを持つロート製薬を率いる山田邦雄氏を招き議論する。
禅の心とはなにか。なぜ走るのか--答えのない世界に問いを立て、自問を重ねながら、自身の使命を定めてどう生きるのか。応永11年、妙心寺塔頭として創建され、600余年の歴史を持つ禅寺・退蔵院副住職の松山大耕氏、「走る哲学者」為末大氏による対話。
ITを駆使し「ヒト」をつなげるランサーズの秋好氏、「モノ」でつなげる岩佐氏。ネット(=仮想世界)とリアル(=現実世界)がどこに向かうのか。異なるアプローチでビジネスを仕掛けるITベンチャーの雄、そのトップ二人が、いかにそのビジョンを描き戦ってきたのか。また誰も予測できない未来に対して、どうイノベーションを起こしてきたのか。その生の声から、経営者が持つべき思考プロセスとネットとリアルの未来を学ぶ。
記念すべき第10回の夕食会は、ピアニストの松永貴志様によるピアノ演奏にて優雅に夕食会をスタート。同期や同じ拠点のメンバーだけではなく、普段なかなか接点のない東阪名仙福の在校生や卒業生、スピーカーの皆さんとの交流を楽しみましょう。最後は、松永貴志様と岩瀬大輔様のピアノセッションをお楽しみください。
第一線で活躍されているリーダーの皆さまと1つのテーブルにつき、膝を突き合わせ身近な距離でお酒を交わしながら、深く語り合う、それが『ナイトキャップ』の時間です。
登壇者と意見を交わすだけでなく、終了後も繋がりが生まれることもあります。まさに、あすか会議という場に来たからこその『最高の熱が生み出される場』といえます。登壇者の熱い想い、リアルな声に触れることで、自らの行動をさらに具体的に描いていきましょう!
あすか会議Day2の朝食時に行われる『あすか会議の朝活』です。学生や卒業生がリーダーに立候補し、自ら選定したテーマに沿ってプレゼンやディスカッション等を行います。
同じテーマ、分野に興味を持った全国のグロービスの学生同士が、朝から全力で討論することで、『知識を深め、深いネットワークを築き、志や想いを共有』しましょう!
「こんなサービスがあったらいいのに」--あるべき世界を描き、具現化する起業家たちの活躍によって、イノベーションが実現し、生み出される新たなサービスは、世界を新たな地平へと導いてきた。現状に安住せず、新たな世界を描く起業家たちは、どのように着想を得て、ヴィジョンを形にしていくのだろうか。創業と上場を経た3人の起業家たちに聞く「世界を変える方法」。
「タコツボ化」する日本の教育。その根は、道徳でも英語でも教育委員会でもなく、もっと大きな問題にある。明治時代以来140年続いてきた「一斉授業」は、富国強兵・工業化の掛け声のもと、画一的な人材を生み出してきた。「思考停止」から脱却し、不確実な未来を生き抜くために必要なスキルとは何か?杉並区立和田中学校の元校長であり、大阪市民間人校長、佐賀県武雄市と花まる学習会がガップリ四つに組んだ初の官民一体型教育の仕掛け人である藤原和博氏が、赤裸々に語る「世の中を『教育』で変える方法」。机上の空論、理想論、べき論を一切排した具体論オンリーのセッション!
クリエイティビティは経営の一資源ではなく、クリエイティビティこそ経営の原動力である。経営者として、あるいはデザイナーとして、美意識を具現化し、社会をデザインするために、クリエイティビティをどのように育むのか。「くまモン」生みの親である水野学氏、「スープのある一日」という一通の企画書から、Soup Stock Tokyoのある風景を生み出した遠山正道氏をゲストに迎え、面白法人カヤックの柳澤大輔氏と共に語る「クリエイティビティと経営」。
17歳での鮮烈なデビュー以来、次々と記録を塗り替え、天才ジャズピアニストとして世界各国で活躍する松永貴志氏。経営者として活躍する一方、学生時代からジャズに造詣が深く、自身も演奏を楽しむという岩瀬大輔氏。ジャズと経営に共通点はあるのか?二人のジャム・セッションを通じて、ジャズの魅力に迫る。
2020年東京オリンピック決定から、「おもてなし」と言う言葉が取り上げられ、日本のサービス業に注目が集まっている。常に変化し続ける顧客のニーズを押さえ続け、如何に顧客満足につなげるか。従業員満足を如何にマネジメントし、モチベーション高く働き、より良いサービスを提供するのか。戦略的ビジョンの設計や持続的成長を支える仕組みづくり、経営現場がしばしば直面する課題とその解決策について、業界、事業内容、成長ステージがそれぞれ異なる立場から語る。
新興国市場の隆盛、情報通信・製造技術の進歩によって、世界の産業構造が根底から変わろうとしている。かつて強さを誇った日本の製造業も、大きな変化に直面し、世界で勝っていくためには、新たなバリューチェーンやビジネスモデルの構築が求められている。これまでの成功体験から脱却し、新しい産業構造をつくり出すために、ビジネスリーダーとして取るべき行動を議論する。
ビジネスにおける交渉、個人/企業としての発信、ブランド形成、リスク管理--
様々な場面で「対話力」と「発信力」が求められている。リーダーとして人を動かすためのコミュニケーションとは何か。組織/個人として、どのようなコミュニケーション戦略が必要か。「戦略コミュニケーション」の第一人者である田中慎一氏、「ネットPR」を提唱する神原弥生子氏、国連紛争調停官として数々の国際紛争解決に携わってきた国際ネゴシエーター・島田久仁彦氏をパネリストに迎え、個人と組織のコミュニケーション戦略を議論する。
新聞・テレビといった既存メディアが構造転換を迫られる一方で、WEBメディアやアプリの進化に大きな注目が集まっている。メディアは今後、どのような形に変容するのだろうか。東洋経済オンラインから「NewsPicks」編集長に7月に移籍、次なる挑戦が各界から注目を集める佐々木紀彦氏、「cakes」「note」など話題の新メディアを次々と生み出し、新たなコンテンツビジネスに挑戦する加藤貞顕氏、「現代ビジネス」編集長としてWEBメディアの可能性を拓く瀬尾傑氏をパネリストに迎え、メディアの新たな形を議論する。
「先人に学べ、そして歴史を自分の武器とせよ」と出口治明氏はいう。広大な時間軸と空間軸の中で、物事の本質を見抜き、世界を再構築する力を、どのようにして身につけるか。「中国近代化の父」孫文を生涯にわたり支援し、辛亥革命の実現に尽力した日本人、梅屋庄吉の曾孫であり、自身も日中の架け橋として活動を続ける小坂文乃氏、歴史に造詣が深く『仕事に効く教養としての『世界史』」がベストセラーとなった出口氏を招き、歴史から学び、未来をつくるための視座を考える。
寛永14年創業、徳川三代将軍・家光の時代から370年の歴史を持つ月桂冠。茶の湯から生まれ、安土桃山から江戸時代にかけて完成を見た懐石料理を受け継ぎ、芸術に高めた吉兆。伝統に裏打ちされた日本の食文化は、しかし、革新と挑戦の歴史でもあった。代々伝わる家業を引き継ぎ、古びさせず、さらに燦然と輝く文化を後世に託していくために、どのような破壊的創造(イノベーション)を積み重ねてきたのだろうか。伝統を受け継ぐ時代の変革者たちの挑戦に迫る。
古き慣習が残りがちな業界において、固定概念の枠を打ち壊し新たな価値を創造する道のりはたやすくない。抵抗や反発、規制などの阻害要因が沢山ある中、自らが道を切り開き、事を成すためのイノベーションの要諦は何なのか。それぞれの業界にて挑戦し続け、「普通にやってもつまらない!」と語る3人の志士が議論し、挑戦することの楽しさ、未来をどう描き実現していくかを語る。
政治、経営、スポーツ--領域は違えども、揺るぎないリーダーシップこそが、変革を実現し、新たな足跡を歴史に残す。リーダーとして、何を決断し、勝ち続けるチームをどのように育ててきたのか。全県立高校へのタブレット導入はじめ、意欲的な改革を矢継ぎ早に進めている佐賀県・古川康知事、かつて1%台だったカルビーの営業利益率を10%近くに押し上げ、「儲かる会社」に変革した松本晃氏、京都大アメフト部を日本一に導いた水野彌一氏が、創造と変革の志士たちに贈るメッセージ。
全国から集結した『創造と変革の志士たち』。あすか会議の熱い2日間を通じて多くの学び、自身の覚悟、そして同志を得たことでしょう。しかし、本当のはじまりはこれからです。あすか会議が終わった直後だからこそ、『これから何をするべきか?』を落ち着いて考えてみませんか?
仲間とともに、未来への一歩を踏み出せる『特別な京都体験』をご用意しました。あすか会議の熱を自らに落とし込み、新たな一歩を踏み出しましょう。