大切にしたい価値観が明確になった

東京校 2019期入山 真一さん

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入山 真一さん グリー株式会社 広報室長
早稲田大学教育学部社会科卒業。新卒で上場直後のソフトバンクに入社。出版営業などを経て新規事業でニュースサイトなどの立ち上げに参画。その時の経験から広報の道に進み急成長中のグリーへ。社会問題への対応やリスクマネジメントなど多岐にわたる経験を積み今に至る。

大切にしたい価値観が明確になった

入学オリエンテーションの時に「踊る阿呆と見る阿呆」という言葉を聞き、この2年間は「とにかく踊ろう」、「何でもやってみよう」と決意しました。全国から1,500名を超える人たちが集まるあすか会議には「何かあるに違いない。その熱狂の渦に巻き込まれてみたい」と思い、参加を決意しました。また、各界で活躍するリーダーである登壇者の皆さんのお話を2日間にわたって立て続けに聞ける機会は他にはない、と思ったのも参加を決めた理由のひとつです。実際に参加し、仕事とは関係のないジャンルの話も含めて、自分自身の枠を広げてくれる学びや気付きの多い2日間でした。

あすか会議で一番印象に残っているのは、学生企画委員が主催しているプログラムで、あすか会議の前夜に開催された「プレあすか」です。プレあすかでは、ワークショップを通じて自分自身の志を見つめなおすきっかけとなり、私が大切にしている価値観や「人の成長や役に立つことがしたい」という想いを持っているということが改めて鮮明になりました。

「リスクマネジメントをシンプルに伝える」ことの
重要性を再認識。

あすか会議の中で一番よい経験になったのは、「パワーモーニング」と呼ばれる朝のセッションに登壇したことです。長年、広報として働いてきた経験を生かし、「リスクマネジメントについて考えよう」というセッションを企画しました。

きっかけは学生企画委員の仲間が「パワーモーニングの登壇者をやらないか?」と誘ってくれたことでした。当初は軽い気持ちで引き受けましたが、いざ準備をはじめてみると90分間のセッションを作る

ためにはコンテンツを相当作り込まないと、参加してくれる人たちの学びが薄くなってしまうという危機感を覚えました。また、コンテンツだけでなく、セッションの進め方や時間の使い方などの設計はすべて登壇者に委ねられていたので、想定以上に準備に時間がかかりました。

当日は会場でプロジェクターなども使えないため、スケッチブックにプレゼンテーションを貼って紙芝居のような形で進めていきました。途中でワークショップを入れながら、実際にリスクマネジメントの根幹にある、社会から非難されるとはどういうことか、何をきっかけに起こるのかを身近な事例で考え、その後具体的な事例を用いながら自社や日常生活にどう応用できるかを考えてもらうような仕立てにしました。

準備は大変でしたが、リスクマネジメントは実は難しいことではなく、ごく当たり前の人間感情が引き起こすということを再認識し、それをシンプルに伝えて理解してもらうことがリスクを回避するには有効だという発見につながりました。今回参加できなかった仲間からも「また別の機会でやってほしい」と声をかけてもらえたため、2回目のセッションを開く予定です。これから、より多くの方の役に立てられるようなコンテンツにさらにブラッシュアップしていきたいと思っています。

「自分に言い訳しない生き方をしよう」と決意。

「今の会社において、自分の人生において、あなたは何をすべきか」。あすか会議は、そう問い続けられた2日間でした。そして、これからは自分に言い訳しない生き方をしようと決意しました。私は熱しやすく冷めやすい性格で、ときに斜に構えてしまうところがあります。そうした自分を変えたいと思っていましたが、あすか会議で登壇者や仲間たちがチャレンジしている様子を見て大きな刺激を受けました。

今の仕事においても、事業部の案件などを待つだけではなく、広報としても取り組めることはやっていこうと思っています。たとえば、国連が定めたSDGsへの会社としての取り組みの推進や、部下の成長にコミットするための勉強会の開催など、自分以外の人ができる仕事はどんどん人に任せ、自分自身がやるべき新しいチャレンジに邁進していきたいと思います。